ゼルダの伝説 25周年シンフォニーオーケストラ@すみだトリフォニーホール

とはいいながら、これを書いているのはコンサートが終わってもう1か月経とうとしている頃なんですけど。初めての体験だったので、なかなか言葉にできないというかなんというか。そもそも文章書くのが苦手で下手なのに、初めてのことを書くなんて難しいだろう、という今日この頃1か月です。
コンサートの会場は錦糸町駅すぐ、すみだトリフォニーホールというホールでした。初めて行く街の初めて行くホールです。初めての会場って楽しみですよね、ワクワクしちゃう。ホール入口の柱がコンサート用に飾られていました。ただ、コンサート向けの装飾はこれくらいで、ホール内部も特別なものはなく、物販などもなくてシンプルな印象です。こういったイベントに行ったことがないので比べられないけど、そのあたりが任天堂らしいシンプルさなのかなと思いました。物販などをすれば間違いなく売れるんだろうけど、そういったイベントなどでは儲けようとしないところとかが任天堂らしいような。


ホール前でチケットを譲る人と待ち合わせ、中へ。今日の演奏する曲や任天堂の方からのメッセージが書かれているパンフレットをもらいました。今回の座席はなんと1階2列目、しかもド真ん中!オーケストラコンサートで前の席がいいのかどうか分からないけど、とにかく前!って感じです、指揮者の台がすぐそこです。そしてステージ上方高くなっているところにパイプオルガンがあり、そこにマスターソードと盾が飾られていました、よくカンファレンスなどで見かけるあのマスターソードです。そのマスターソードを開演前に係の人が持っていってしまったので、もしかしたら誰かがそのマスターソードと盾を装備して出てくるんじゃないかと思えて、なんか高まってきた!って感じの開演前。
そして開演。1曲目は神々のトライフォースハイラル城、ここからもうがっちり掴まれました。ホールがハイラル城になったかのような重厚な音と、初めて神々のトライフォースを遊んだ時に初めてハイラル城に入った時のような緊張感がありました。生オーケストラは初めてだったのですが、すごい。
そして、1曲目の演奏が終わると、司会として宮本隆治さんと中川翔子さんが登場。ていうかしょこたん近い!!思えば錦糸町で降りてトリフォニーホールに向かう途中、宮本隆治さんが付き人的な人とホールと一体になっているビルに入っていくのを見かけたんですよね。こんな時間にこの場所に明らかに仕事っぽく入っていったので、これはコンサートの司会なんじゃないかなとは思ったのですが、まさかしょこたんまで一緒に出てくるとは。中川翔子さんはファン代表として、宮本隆治さんは進行メインの司会としてのふたりMCでしたけど、どちらかひとりだけよりも、会話が回っていいと思いました。
しかし、驚きはそれだけでは終わらず。ゼルダの生みの親である宮本茂さんもステージに登場したのです!なんとなく期待はしてたけど、ホントに出てきてくれるとは!間近で見る宮本さん……たまりません。生で、しかもこんなに近くで宮本さんを拝見でき、声が聞ける日がくるなんて。
その後も懐かしい曲、小品メドレーなど色々演奏されました。そして宮本さんが出るならこの方々もでしょうと、近藤さん、青沼さんも登場しました。近藤さんはかなり緊張されていたようで、それがなんだか可愛らしかったです。近藤さんは時のオカリナハイラル平原でリンクの状況によって音楽が変わっていく様をマスターソードを天にかざして指揮していました。
近藤さんはその後もアンコール前にピアノで風のタクトのおばあちゃんを弾いてくれました。しかし、この近藤さんが弾く様子は席が前過ぎてステージ奥のピアノが見えず、全然見えませんでした……指揮者の竹本さんや司会者、コンマスさん(のだめ知識でコンマスを知っている程度)などはバッチリ見えたんですけどね、残念。青沼さんはアンコール前に登場し挨拶されたのですが、かなり感動している様子でした。ファンにも楽しいイベントだったけど、ゼルダを作っている人にとっても素晴らしく、そして意味のあるイベントになったんだなあと思いました。
自分のよく知る好きな曲を、オーケストラで聴くという初めての体験でうまく言葉にはできないけど、すごい体験だったんだなあと思います、長崎から行ってよかった!
そして23日にスカイウォードソードが発売されると、年内出荷分には特典としてこのコンサートを収録したCDがつくそうなので、それを追体験できるのが楽しみです。しかしここで迷うことが。スカイウォードソードを買ったらまずCDを聴くのか、ゲームを遊ぶのか、どちらを先にしたらいいんだろう?ゲームにも音楽が流れるからCD聴きながらゲームするわけにもいかないし……迷いどころです。