ジャンク フジヤマの不気味の谷

今週メジャーデビューしてラジオでよく流れている曲にジャンク フジヤマの「あの空の向こうがわへ」という曲があって。自分がこの曲を初めて聴いたのは、使われている東芝エレベータのCMなんだけど、初めは「山下達郎か〜」と思ったほど山下達郎ぽい曲なんですよ。それもそのはず、本人もそのへんを狙っているのか、Wikipediaにもそのような記述があるし。
ジャンク フジヤマ - Wikipedia
で、そんなジャンク フジヤマだけど、曲を聴いた人の評価をなんとなくみてみると、「山下達郎そこまでよく聴かないけどいいね!」というのと、「これなら山下達郎聴いてたらいいんじゃないかな、ちょっと苦手……」というのがあって。この後者の苦手に感じるっていうのは何かに似ているような気がする……と考えてみて、思い出した。こういうのって「不気味の谷現象」なのかも。
不気味の谷現象 - Wikipedia
不気味の谷はロボット工学の話で、ロボットが人間にどんどん似てくると、人間は好感するけれども、ロボットが物凄く人間に似てきたら、ある時点で突然強い嫌悪感を示すだろうという話。先日も赤ちゃんが半分お母さん、半分他人の合成画像に不気味の谷現象を示すというニュースがありましたよ。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=00020120613005
つまり、ジャンク フジヤマを苦手と思っている人は、山下達郎をよく知っているために、その山下達郎ぽさに不気味の谷現象を示しているのではないでしょうか。すなわちクオリティの高さは認めていると。確かにただのフォロアーではないうまさを感じます。ほぼ毎日ラジオで1回はかかってますけど、聴いてて気持ちいいですもんね。
でも、そんなジャンク フジヤマ、ラジオで本人からのメッセージも流れたのですが、話す声には山下達郎は皆無です。自分の方がまだ山下達郎ぽいしゃべり方できますよ、サンデー・ソングブックで鍛えたこの棚からひとつかみ、受けてみろ!