将棋のタイトル戦、平日だと見やすいのは王座戦説

将棋の竜王戦もタイトルをかけた番勝負が始まり、羽生善治竜王は勝てばタイトル100期、負ければ無冠というシリーズになっています。第1局は羽生竜王の先手で勝ちとなりました。最近のタイトル戦は先手が勝つことが多いので、テニスのように自分のサービスゲームはキープし相手のサービスゲームをブレイクするような、後手でいかに勝つかが重要な気がします。

その竜王戦第1局2日目、将棋の対局でもっとも盛り上がる終盤が17時以降に繰り広げられたので、動画配信などを見ることができた人は多かったと思います。終局も19時をすぎていたので、終局を見届けられた人も多かったでしょう。しかし、持ち時間8時間で2日制の将棋だと、ここまで時間がかかることがないこともあり、2日目の16時には終局していることもあります。今年の王位戦などではそんな対局もありました。

僕が将棋を見るようになって、1年以上経ちました。タイトル戦でいうと去年の王座戦から見始めたんですよね。去年の王座戦第1局は当時の羽生王座と中村太地六段が1分将棋になって、羽生王座が投了したんだけど、よく考えるともう少し粘れたんじゃないか、みたいなことがあったと記憶しています。あれで将棋って面白いなあと思ったものでした。

そうして1年将棋のタイトル戦をなぞって感じたことは、「将棋のタイトル戦、平日だと見やすいのは王座戦」説です。将棋の8大タイトルを持ち時間の順に並べてみると、

叡王戦は持ち時間が変わりますが、今年の番勝負は土日祝日に行われていたので、これからもそうだと思いますから、見るのに特に問題はないと思います。しかし他のタイトル戦は平日に行われることも多く、そうなると夕方からしか見られないとなるとその時間帯に終局してしまってないかが気がかりです。

そうなると、いちばん見やすいのが王座戦だと思うんです。王座戦は1日制で持ち時間が5時間、夕食休憩があります。なので19時以降も勝負が続くし、そこから終盤戦という形になることが多いので、見る方としてはとっても見やすいと思います。今年の中村王座と斎藤慎太郎七段の番勝負も終局は21時を過ぎているし、終盤の詰むや詰まざるやの攻防、ハラハラの1分将棋が見られました。

他の1日制の棋王戦と棋聖戦だと夕食休憩がなく、持ち時間も4時間と1時間少ないので、両対局者合わせて2時間少ないので、終局は長くて19時前後になる感じで、夕方に見始めると形勢が固まっていたとかがありそうです。

そして2日制でも持ち時間8時間だと、先に書いたように夕方には終局していることもあります。持ち時間のいちばん長い名人戦だと、2日目18時から30分の軽食をとる休憩があるので、ねじり合いが続く将棋になると、そこから見ることができても楽しめそうです。今年の名人戦も終局が20時近くのものがあったと思います。

ということで、平日見やすい将棋のタイトル戦は王座戦で、次局も迫っています。斎藤慎太郎七段が初タイトル奪取なるか、東西王子対決と言われるイケメン棋士同士の戦いを夕方からでも見ませんか?無料で配信してくれる動画配信サービスがありますよ。