無料の家電回収

最近は自転車で行けるとこまで行くということをしています、いわゆる街歩きですね。長崎は坂が多いので長い長い坂道にさしかかったら引き返すようにして、とにかく行けるとこまで行ってみてます。ある時、トンネルの手前まで来たので、トンネルの向こう側、ピリオドの向こう側へ行ってみようかとも思ったのですが、トンネルを抜けるとそこは雪國だった、ということになると大変なのでやめました。ていうかトンネルが意外と長かったら大変だろうなあと思ってね…。
そんなこんなで長崎の街をちょろちょろ走っているのですが、福岡や筑後地方でよく見かけていたアレを長崎ではまだ見たことがありません。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1637038.article.html
これは去年の佐賀のニュースですけども、空き地に「無料家電回収」と掲げてテレビや冷蔵庫などを集めているのを長崎では見たことがありません。
廃棄するのにリサイクル料がかかる家電4品目であるテレビ・パソコン・冷蔵庫・エアコンを無料で引きとってくれる、消費者からするとありがたいのですが、回収する人たちはそれをどうするのか?ただこっそり捨てに行くなら不法投棄で捕まっちゃうおそれもあるし、なにより手出しがあるだけで何の儲けにもなりません。リンク先の記事を読むと、まとめてリサイクル業者に転売して利益を得るみたいです。これを出す側がお金を払ったりすると、回収する側がリサイクルの免許がないとかで罰せられて、逆に回収する側がお金を出して買い取ると古物の取引にあたるので罰せられるみたいで、価値のあるものを無償でというとこにポイントがあるみたいです。
なるほど、なんとなくwin-winの関係みたいだなあと思うのですが、なんとなく訝しくも思えるのです。エコポイント制度も終わり、家電の買い替え需要は一巡したあとに自分が長崎にやってきたから見かけないのか、それとも長崎ではまだ始まってないのか。確かに長崎は空き地が少な目な印象があるし、坂が多いので空き地で回収をしていても、そこへ持っていくのが難しいかも知れません。記事にもあるように、今までトラックで集めに住宅地を回っていたのを効率化するために空き地回収をしているので、このビジネスモデルでは割りに合わないという判断なのか。地デジ化まであと2ヶ月、そのあとに役目を失ったテレビがあたりをさまよいだすような気はするのですが、その時にこの回収所は長崎にお目見えするのか、気になります。