ミラーレスの迷いの森

「いつかはクラウン」という言葉は知っていても、そのような気持ちにはなったことがありません。昔働いてた頃、社長のカバン持ちとして出張に同行したことがありました。出先で社長が相手の方と飲んで帰るからと、一緒に乗ってきた社長のクルマの運転を任されて、というかそのためのカバン持ちだったんだけど、その時も高級車を運転する喜びより、どうかしてしまったらどうしよう的な不安しかなかったタチです、舘ひろしです、泣かないで〜。
そんな感じで、カメラでもいつかはフルサイズ一眼という流れがあるならば、そちらには少し気持ちがたなびくこともなきしもあらずです。いい機材でちょっといい写真を撮ってみたい、それくらいの希望ならば持っていてもいいのかなという感じでね。しかし、未だコンパクトデジカメとそれよりも画素数も機能も上なスマートフォンのカメラで過ごしている身にとって、いきなりフルサイズなんて、それこそ軽自動車からクラウンにいくようなもので、いくらなんでもいき過ぎで力不足だろうとなります。
そこで、最近はミラーレス一眼というステップアップにちょうどよいカメラが出てきたのですが、規格がいっぱいありすぎてもうわけワカメ状態です。なんとかマウントって知ってるだけでM4/3マウント・Eマウント・Qマウント・Xマウント、そして最後発EOS MのEF-Mマウント。
これはもう迷いの森ですよ。迷いの森・ふしぎの森・森の聖域ですよ。迷い込んだら出られない、というか決めようがない感じ。そんな中、出口への光を求めるのならば、センサーサイズを気にするといいのでしょうか。デジカメは画素数だけじゃなく、センサーサイズも重要ですよということは理解できてきたので、センサーサイズが大きい、SONYのα NEXだったり、CanonのEOS Mがいいのかなと。
しかし森は深いです。その他にもいろいろと知らないといけない事柄がカメラにはたくさんあるような気がして、ついつい及び腰になってしまうんですよね……。だから自分にとってミラーレスの迷いの森なんです。