「泣くな、はらちゃん」を見て泣くななんて言えない

この1月から3月はけっこうドラマ見てます。朝ドラは引き続き見てるし大河も見てる、「相棒」もずっと見てるし「ミチル」と「dinner」も見てます。で、中でも「泣くな、はらちゃん」がすごく良いんです。
先週と先々週は切ない展開で、特に先週はらちゃんが自分で越前さんのマンガノートを開くところなんて……(越前さんのマンガから現実世界に出てきたはらちゃんは、越前さんのマンガノートを開くとマンガの世界に戻ってしまいます)。今週はまた少し戻したというか楽しそうというか面白そうな予告でした。
妻が言うにはこのドラマは「Q10」や「すいか」などの流れに近いらしいのですが、僕はその2作品を見たことがありません。かわりに脚本が岡田惠和さんということで、原作があるとはいえ「南くんの恋人」とか「イグアナの娘」みたいな隔たりがありすぎる中での恋みたいな感じが近いかなと感じました。やっぱり岡田さんのドラマも良いなあ。
完全にフィクションなドラマだけど、こんなふうに全く違う世界からこの世界にやってきて、この世界を知っていくというのを見るのは面白いし、自分たちの現実世界を見返す感じもあって考えさせられることもあります。
サントラもiTunes Storeで買えるようになりましたよ。はらちゃんが現実世界で聴いたメロディをマンガの世界に帰って歌ったから、ふたつの歌が同じメロディなんですよね。そんなところも面白いドラマです。あと1か月、はらちゃんはどうなるんだろう、そしてやはり矢東薫子先生はあの人でまだまだ何かを知っているそうな感じがする……。
井上鑑「泣くな、はらちゃん オリジナル・サウンドトラック」をiTunesで