幻のように消えたあの子

たまには残業もしますよね。そんでもって徐々に人が帰っていって部屋に2人だけになったりしますよね。そしてその2人のどちらかが帰る時、もう片方にひと声かけてから帰ったりしてくれると、ひとりになることに気づけるし、ちょっと嬉しいですよね。そうでなくてもみんな帰る時に「おつかれちゃーん」とか言ったりすると帰ることがわかっていいですよね。
でもあの子はいつもスーッといなくなってしまうんです、幻のように。自分が先に帰った時はちょっと声をかけてみたのになあ。スーッと帰ってしまって悲しい。何か言ってるのかもしれないけどラジオで聴こえないのかも、そうだそう思っていよう。決して声もかけたくないくらい嫌いなんだということじゃないということにしよう。
せっかく同じ職場にいるんだから、それなりにコミュニケーションとったり、ひととなりを知りたいなと思っているものの、なかなかできなくて。もうちょっと話せるようになりたいな〜って妻に話したら、中高生の恋愛相談みたいなこと言ってくるなとのこと、確かにごもっとも。でもホントに恋愛相談だったら妻には話せないから大丈夫よ、おしまい。